王和(おうわ)

第2巻「替天の章」

第3章 天暗の星

青蓮寺の総帥である袁明の直属部隊、闇軍の隊長として名前が挙げられている。闇の中での力の発揮に特化した五百名の精鋭を率いており、通常の軍とは異なる特殊な調練を積んでいる。蔡京が宰相に就任した際、袁明が自らの地位と国家の安定を守るための隠密部隊として認めさせた存在である。

第3巻「輪舞の章」

第3章 天機の星

青蓮寺の「影の軍(闇の軍)」の隊長として、その存在が語られる。梁山泊周辺で五百人の間者が殲滅された際、公孫勝が率いる致死軍と同様の特殊な調練を受けた精強な部隊の例として、青蓮寺の幹部たちに認識されている。

第6章 地好の星

李富の密州視察に自ら同行し、影の軍の隠密性と実力の一端を披露する。李富の指示の下、部隊を率いて安丘の守備兵七百五十名をわずか一刻ほどで虐殺するという非情な任務を完遂し、官軍を震撼させる。

第4巻「道蛇の章」

第3章 地孤の星

影の軍を率いて夏津で致死軍と激突し、複雑な騙し合いの末に公孫勝に手傷を負わせるなどの損害を与える。林冲の騎馬隊が予期せぬ速さで到着したため撤退するが、梁山泊側にその実力と隠密性を知らしめる。

第5章 天殺の星

楊志暗殺計画を完遂するため、袁明の指示により自身の影の軍から百五十名の精鋭を李富の指揮下に提供する。

第6巻「烈火の章」

第1章 地闊の星

青蓮寺の闇軍を率いて安丘郊外で楊志を包囲し、暗殺に成功したことが物語の背景として示される。

第2章 地文の星

楊志暗殺の際、王和の軍も百名以上の精鋭を失うという大きな損害を被ったことが、魯達や李富の口から語られる。

第5章 地劣の星

袁明の命を受け、主力部隊を太原府近辺に投入して宋江の捕捉と殺害を狙う。致死軍の目を欺くために小部隊に分かれて行動し、間道を進む宋江一行を執拗に追い詰めていく。

第7巻「烈火の章」

第1章 地伏の星

青蓮寺の闇軍の隊長として、聞煥章の指揮下で宋江の所在を捕捉し、一万数千の官軍とともに太原府の山中を包囲する。宋江一行が籠る洞穴を王和の軍が単独で攻めるが、陶宗旺の石積み崩しなどの執拗な抵抗に遭い、即座の制圧に失敗する。

第5章 地賊の星

独竜岡の南で、荘軍の正体を探っていた時遷を三十人の部下とともに襲撃するが、公孫勝率いる致死軍の介入により部隊を殲滅させられる。自身は致死軍の追跡をかわして北へと逃れ、祝家荘に潜伏して梁山泊軍を迎え撃つ準備を進める。