盛栄(せいえい)

柴進の部下で物資・武器の調達を担当する若者。武術や体力には恵まれていないが、裏の交渉術に長けている。

第16巻「馳驟の章」

第1章 天貴の星

地方軍の腐敗した将校を見つけ出して武器を買い叩くなど、鋭い調達の手腕を見せる。実戦部隊での活躍を強く望んでおり、兵站業務を「闘い」と割り切れずにいる屈折した態度を柴進から危惧される。死者から武具を回収することすら厭わない冷徹な合理性を持ち、女真族との武器調達計画にも招集される。

第2章 地雄の星

女真の地で武器の検分にあたるが、遼軍の襲撃と李逵の凄まじい戦闘を目の当たりにして失禁するほどの恐怖を味わう。蔡慶に腰抜けと罵られながらも、必死に武器を船へ運び込み、大規模な調達任務を完遂させる。

第3章 地壮の星

梁山泊への帰還後、済州で段亭(史文恭)と豚や牛の取引交渉を行い、賄賂を受け取るなど商人としての狡猾さを見せる。柴進の臨終に際し、有能だが判断を任せるには危険な男として呉用に引き継がれる。

第17巻「朱雀の章」

第6章 地損の星

梁山泊の兵站担当として、女真の地にいる蔡兄弟と梁山泊の中枢を繋ぐ重要な役割を担う。孟康の代理としてたびたび女真を訪れ、現地の情勢や阿骨打の動向を呉用らに報告するための情報収集に従事する。童貫軍の軍事的な圧力が高まる中、物流の要として武器や武具の調達状況を深刻な面持ちで見守る。