施恩(しおん)

官軍の将校で宋江と因縁を持つ人物。正規軍人として宋江と対峙しながら、その対話を通じて新たな視野を得る複雑な立場を持つ。

第7巻「烈火の章」

第1章 地伏の星

官軍の兵士として宋江たちが籠る洞穴を偵察中、陶宗旺の石積み崩しに巻き込まれて滑落し、捕虜となる。以前から『替天行道』を暗誦するほど宋江を崇拝しており、武松の手当てを受けた後、同志として宋江一行に加わる。

第2章 地理の星

負傷した状態で宋江たちの脱出行に同行し、官軍の内部事情や部隊配置に関する情報を提供して一行を助ける。自分が死んだとみなされている状況を利用し、今後は家族を捨てて宋江の供として生きる覚悟を決める。

第3章 地周の星

欧鵬とともに一足先に梁山泊へと向かい、宋江が正式に入山するための下準備に加わる。元官軍という経歴を持ちながら、宋江の志を間近で支える新たな人生を歩み始める。

第8巻「青龍の章」

第9巻「嵐翠の章」

第4章 地走の星

史進の遊撃隊に所属する歩兵を穆春とともに指揮し、先行した史進を追って北の戦線へと急ぐ。進軍の途中で晁蓋率いる騎馬隊に追い抜かれるが、確実な行軍を続けて後方の守りを支える。

第5章 地暗の星

高唐州での盧俊義・柴進救出戦において、遊撃隊の一翼として官軍の包囲網に対する攪乱や防衛の任務に従事する。

第10巻「濁流の章」

第4章 地英の星

寿張の決戦で殿軍として官軍の追撃を食い止める激戦の中、全身に傷を受けて戦死した。その献身により多くの仲間が戦場から離脱することができた。(#038)