宋江(そうこう)
綽名: 及時雨(きゅうじう) 所属: 梁山泊・鄆城県の小役人 初登場: 第1巻 第3章
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第1巻「曙光の章」
第3章「天罪の星」
鄆城県の小役人を務める傍ら、魯智深が各地で配る志の冊子を著した指導者として登場する。捕縛された同志・林冲を信じて鄆城に留まる決意を語り、魯智深を梁山湖が見える丘へ連れて行って、将来そこを叛乱の拠点にする壮大な構想を明かした。
第7章「地囚の星」
呉用とともに朱貴の店を訪れ、王倫に従う朱貴という男の人物像を見極めようとする。裏では妾の閻婆惜の母・馬桂を各地へ送り込み、間者として情報収集を行わせるなど、組織の土台を着々と固めている。
第8章「地霊の星」
滄州の牢城を脱獄し、過酷な試練を乗り越えて戻ってきた林冲を、魯智深とともに鄆城近郊の丘で出迎える。生還した同志の手を固く握り、涙を流してその労をねぎらうとともに、梁山泊という拠点に向けた新たな一歩を確信した。
第2巻「替天の章」
第3章「天暗の星」
鄆城県の役人として潜伏しながら、薬師・薛永の家で軍師・呉用と密会を重ねる。江州の戴宗からもたらされた各地の情勢や、北京大名府の梁中書が蔡京へ送る巨額の賄賂「生辰綱」の情報を分析し、護送任務に就く楊志を同志に引き込むための計略を呉用に託した。
第6章「天異の星」
公孫勝を救出した晁蓋らと合流するため、山中の隠れ家で待機し、間者の頭・時遷から青蓮寺の不気味な動きや魯智深の消息について報告を受ける。梁山泊という拠点が整備されていく報告を受けつつ、親しい者たちの死や苦悩に心を痛めながら、自らが果たすべき指導者としての重責を静かに思索した。
第8章「地魔の星」
林冲が安道全を伴って必ず戻ってくると確信し、魯智深とともに鄆城近郊の街道で待ち構える。生還した同志との再会を期して断っていた酒を解く時を待ちながら、梁山泊が真の「本貫の地」へと変貌を遂げ、新しい国造りが本格化する瞬間を予感した。
第3巻「輪舞の章」
第4章「地俊の星」
鄆城県の役人として潜伏しつつ、妾の閻婆惜を囲って平穏な生活を装っている。訪ねてきた弟の宋清から、故郷でひとり土を耕す父の様子を聞き、宋清と鄧礼華の間に芽生えた感情を察して、弟に自らの意志で生きる道を選ぶよう促した。
第6章「地好の星」
修行を終えて鄆城に戻ってきた武松を自らの従者として受け入れ、日常生活を共にする。表向きは知県の叱責にも耐える平凡な小役人を装っているが、内側では来たるべき決起の日に向けて、静かに精神を研ぎ澄ませている。
第7章「天満の星」
望江の庵で李逵と出会い、彼の母を食い殺した虎との凄絶な死闘を見届けて、李逵と親子のような絆を結ぶ。その後、鄆城で起きた悲劇に直面し、弟の宋清を守るために自らが下手人であると偽って役所に告げ、武松らと共に逃亡の旅へ出た。
第4巻「道蛇の章」
第2章「地鎮の星」
武松を伴い、南へと逃れる旅路が描かれる。掲陽鎮近くの村で博奕を巡って農民を苦しめていた保正・鍾静やその一味と遭遇するが、武松が圧倒的な武力で彼らを制圧し、その場に現れた穆弘と対峙した。
第3章「地孤の星」
穆弘の招きに応じ、穆家村の広壮な屋敷に滞在する。右眼に「炎」を宿す穆弘と、国を覆すことの意味や「叛乱」の本質について語り合い、彼に新たな進むべき道を示唆する一方で、間者の時遷から北方の魯智深や各地の同志の動向報告を受けた。
第4章「天寿の星」
江州近郊の望江にある庵に身を潜め、釣り糸を垂らしながら情勢を見守る。戴宗らを通じて、梁山泊軍が鄆城を制圧したことや、江州に新知府を迎えるための大軍が集結している情報を得て、江州入りのタイミングを慎重に図った。
第5章「天殺の星」
以前に魚を譲った縁から、怪力の石切り人・李逵と再会する。李逵の母が虎に食われるという悲劇に立ち会い、武松や李逵による凄絶な虎退治を見届けた後、肉親を失い独り身となった李逵の哀しみに寄り添い、彼を従者として連れ出すことを決意した。
第6章「天速の星」
商人を装って江州の城郭に潜入し、戴宗や張横・張順兄弟ら現地の同志と合流する。梁山泊を点として留めるのではなく、全国に「小さな梁山泊」を無数に作って繋げるという自らの構想を語るが、その裏では青蓮寺の手先である通判・黄文炳の捜査網が着実に宋江へと迫っていた。