趙林(ちょうりん)
十三歳の少年。十歳の時に造船所に売られ、官軍の船に乗せられていたところを阮小二に発見され、その才能を見込まれて梁山泊へ迎えられた。
第13巻「白虎の章」
第1章 天剣の星
官軍に徴用されていた造船所の少年で、水上戦の混乱の中、逃げ遅れて船底に隠れていたところを阮小二に拾われる。梁山泊の造船所で阮小二を「隊長」と仰いで師事し、一人前の職人を目指して過酷な作業や図面作成の修行にひたむきに打ち込む。
第2章 地祐の星
造船所を訪れた盧俊義ら梁山泊の首脳陣からもその成長を温かく見守られ、泳ぎや読み書き、武術を学ぶよう勧められる。
第4章 地飛の星
阮小二とともに新型兵器「槍魚」の改良に携わり、宋江に対しても、泳ぎを覚えたことで水が怖くなくなったと元気に語った。
第5章 地退の星
水軍の造船所で働き続け、孔明の戦死という悲報に接しながらも、次代の船造りを担う若者としての自覚を深めていく。
第14巻「爪牙の章」
第1章 地急の星
阮小二に拾われた孤児として、梁山泊の造船所で健やかに成長する。正月の船遊びでは宋江と盧俊義の供を務め、釣りを初めて経験する盧俊義に手解きをしたり、激しい船酔いに襲われた宋江を冷静に介抱したりする。宋江との間で船酔いの件を秘密にする約束を交わし、頭領たちから厚い信頼を寄せられる。
第2章 天平の星
その後も宋江が楽しむようになった釣りにしばしば同行し、大漁の際にはともに魚を捌いて造船所の面々に振る舞う。宋江が船酔いを克服したことを喜び、厳しい戦況にある梁山泊において、頭領の束の間の休息を支える貴重な存在となる。