董平(とうへい)

董平。東平府の将校。太守の娘との恋仲が原因で罪を捏造され、遠く雄州の牢城へと送られた。牢内で魯達と出会い梁山泊の志に触れ、軍人としての誇りを持ちながらも新しい国を造るという理想に共鳴する。

第11巻「天地の章」

第4章 天地の星

東平府の太守の娘と恋仲になったことが原因で罪を捏造され雄州の牢城へ送られる。牢内で魯達と出会って梁山泊の志に触れ、関勝による厳重な守護の下で救出の機会が訪れるのを静かに待つ。

第12巻「天地の章」

第2章 地傑の星

東平府太守の娘に惚れられたことが原因で罪人に落とされ雄州に送られるが、魯達と宣賛の手引きで牢城の屋根に隠れるという盲点を突き脱獄する。脱獄後は宣賛の庵で関勝と対面し、彼の器量の大きさに触れて再会を予感させながら雄州を去る。

第4章 地蔵の星

梁山泊に加わり、本隊不在の山寨に関勝の軍が迫った際、五百の負傷兵らを率いて機敏に防衛線を張る。

第5章 地隠の星

関勝から届いた「命を貸してある」という伝言を受け、相手が本気で山寨を落とす気がないことを確信して膠着状態を維持する。

第13巻「白虎の章」

第2章 地祐の星

梁山泊本隊の再編に伴い、呼延灼、穆弘、関勝と並んで四隊ある本隊の一つを率いる総隊長に任命される。官軍による大規模な遠征の動きに備え、機動力を重視した編制の中で三千の兵を指揮することとなった。

第3章 地僻の星

北京大名府軍の南下を阻止するため、秦明とともに二方向から敵軍を牽制する任務に就く。双頭山が奇襲を受けた際は、梁山泊からの命令を受けて北京大名府へ向けて進軍を開始し、敵軍を本拠地へ引き戻させる役割を担った。

第5章 地退の星

壊滅的な打撃を受けた双頭山の新たな指揮官として着任し、将校の筆頭となった鮑旭らとともに砦の再建と軍の再構築に奔走する。馬の不足を解消するため、北方の牧から馬を仕入れる段景住や燕青を迎え入れ、新たな騎馬隊の育成に強い意欲を見せる。

第14巻「爪牙の章」

第1章 地急の星

双頭山の総指揮官として、扈三娘や徐寧らとともに騎馬隊の調練方針を協議し、馬の調教完了を受けて実戦的な訓練を本格化させる。北京大名府軍の動きを警戒し、鮑旭の一隊と扈三娘の騎馬隊を先行させて敵の出方を伺う。

第5章 地強の星

六万の敵軍に包囲された双頭山を守るため、徐寧が鍛え上げた長槍隊を率いて敵の攻囲網を鮮やかに突破する。この突撃により、外部と遮断された不安の中にいた兵たちの士気を劇的に向上させる。

第15巻「折戟の章」

第1章 天英の星

双頭山の防衛戦を指揮し、応急的に築いた本営を自ら焼いて野戦を展開する。林冲の騎馬隊と共に宋軍の大軍を翻弄し、自ら二本の槍を振るって敵陣を突き抜ける凄まじい武勇を見せる。

第3章 地遂の星

北京大名府占拠の報を受け、騎馬隊を率いて双頭山を離れ、占拠地へと急行する。その後の梁山泊での全軍会議に出席し、戦死した同志たちを悼みながら今後の軍の再編について協議する。

第16巻「馳驟の章」

第2章 地雄の星

梁山泊で行われる会議に参加するため、双頭山から入山する。秦明との会話の中で、ようやく会議が持てるほどの精神的余裕が梁山泊全体に出てきた証として言及される。

第4章 地数の星

双頭山の総指揮官として、女真の地から運ばれた五百頭の軍馬を鄆城の牧へ送り届ける任務と、鍛え上げた一千名の新兵を梁山泊本隊へ引き渡す任務を統括する。部下の孫立から絶大な信頼を寄せられ、拠点の防衛と兵員育成の要として引き続き重責を担う。

第17巻「朱雀の章」

第1章 天立の星

童貫率いる三万の禁軍が双頭山へ迫る中、籠城ではなく野戦での迎撃を選び、かつての上官・童貫と酆美を相手に決戦を挑む。圧倒的な兵力差の前に梁山泊軍は潰走を強いられ、自ら殿を務めて奮戦するが、短槍を失い剣で応戦していたところを童貫本人の一撃を受け、頸部を斬られてその生涯を閉じる。