#084 龔旺(きょうおう)
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死亡報告書:二竜山における龔旺死亡事案
1. 被疑死者に関する情報
- 氏名:龔旺(きょうおう)綽名・花項虎
- 所属:梁山泊・二竜山前線指揮官
- 前歴:元は東昌府の将校で、張清の側近として戦ってきた。全身に虎の入墨を施した実直で勇敢な武人。
2. 死亡発生の概況
- 死亡日時:趙安軍による陣地解体工作が続く中、独断での反撃を敢行した直後
- 死亡場所:二竜山、養生所
- 死亡確認:養生所にて、白勝の看護のもと
3. 死因および検視結果の概要
- 死因:多発性の矢創による失血死
- 所見:腹部・肩・胸に無数の矢を受けていた
4. 死亡に至る経緯
膠着した戦況を打破しようと逸る気持ちを抑えきれず、龔旺は防御壁が崩れるタイミングを狙って独断で斬り込みをかけた。しかし敵の周到な伏兵によって三方から包囲され、深刻な窮地に陥る。若き将校・郝瑾の決死の救出により養生所へ運び込まれたが、傷は深く、自らの過ちを省みながら郝瑾に己の魂を託し、静かに息を引き取った。
5. 関係者の証言要旨
- 郝瑾:龔旺を救出し養生所まで運んだ本人として、最期まで共にあった。
- 白勝:治療に当たった医師として、傷の深さと本人の最期の様子を看取っている。
6. 特記事項
龔旺の死は軍事的には独断専行による失策であったが、仲間を思う気持ちの強さと、若き後継者・郝瑾へ志を託した最期の姿は、梁山泊の武頼漢たちの世界観において自己犠牲の物語として語り継がれることとなった。