#033 欒廷玉(らんていぎょく)

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人物データ:欒廷玉

  • 綽名:なし
  • 所属:官軍(祝家荘)
  • 役割:祝家荘武術師範、祝朝奉側近
  • 初登場:第8巻 第1章 第2節

経歴・背景・性格

祝家三兄弟の武芸と兵学の師であり、祝家荘の防衛戦術において実質的な軍師の役割を担っている。登州軍の孫立とは同じ師のもとで武芸を学んだ同門の友であるが、性格は極めて狷介かつ疑り深く、荘内に潜入した間諜を執拗に追い詰める冷徹さを持つ。祝家への忠誠心よりも、この戦での軍功を足がかりに中央(開封府)での立身出世を果たそうとする野心を抱いていた。戦場では祝兄弟から全幅の信頼を寄せられ、唐昇とともに官軍の指揮を執る実力派の武人であった。

主要な人間関係

  • 孫立:同門の友。かつて同じ師匠から武芸を学んだ仲だが、潜入してきた孫立に対しては常に疑いの目を向けていた。
  • 祝朝奉:主従。祝家荘の長であり、欒廷玉の進言を重用していた。
  • 祝虎・祝彪:師弟。武術を教えた弟子であり、実戦においては精神的・軍事的支柱となっていた。
  • 唐昇:盟友。祝家荘に駐屯する官軍の指揮官として、ともに梁山泊軍を迎え撃つ戦略を練った。

最期の記録

祝家荘の回廊にて、決起した孫立と激闘を繰り広げた。同門の間柄ゆえに互いの手の内を知り尽くした死闘となったが、背後から介入した顧大嫂の槍に肩を抜かれ、怯んだ隙を孫立の槍によって胸板を貫かれ絶命した。中央での立身出世という夢は、志を持つ者たちの嵐の中で潰えた。