#039 李袞(りこん)

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死亡報告書:寿張の戦いにおける梁山泊構成員・李袞の死亡事案

1. 被疑死者に関する情報

  • 氏名:李袞(りこん)
  • 所属:叛徒集団「梁山泊」・上級将校
  • 経歴:入山前は山に拠り、村の守りなどを請け負っていた経歴を持つ

2. 死亡発生の概況

  • 発生日時:寿張の戦い(官軍・呼延灼軍との激突)における「連環馬」投入局面
  • 発生場所:寿張の平原
  • 死亡確認:敗走後の「山の陣」における軍師・呉用による戦死者名簿作成時

3. 死因および検視結果の概要

  • 死因:官軍騎馬隊による踏みつけおよび圧迫に伴う多発性外傷(戦死)
  • 所見:被疑死者は前衛に配置されており、官軍の特殊戦術「連環馬」の突進を至近距離で受けた。重装の馬群に押し潰されたことが直接の死因であると推認される。

4. 死亡に至る経緯

呼延灼率いる官軍が大砲による砲撃に続いて、三十頭の馬を鉄鎖で繋いだ重装騎馬隊「連環馬」を投入した。

被疑死者は梁山泊軍の前衛に位置し、この圧倒的な質量を誇る馬群の突進を正面から阻止しようと試みた。しかし、個人の武勇で抗し得る攻撃ではなく、前衛部隊が瓦解する中で踏み止まった結果、馬群に呑み込まれたものである。

5. 関係者の証言要旨

  • 晁蓋(梁山泊頭領):「李袞は梁山泊にやってきたばかりで、まともに話す機会もなかった。自信のなさと気性の激しさが同居した、若い眼をしていたのが印象に残っている。惜しい男を亡くした」
  • 呉用(梁山泊軍師):「被疑死者は盧俊義殿としばらく行動を共にしており、燕青とも親しかったと聞いている。穆弘や李俊がその素質を高く評価し、調練後すぐに上級将校に抜擢した期待の戦力であった」

6. 特記事項

被疑死者は組織への帰属意識が高く、五十名ほどの部下をよくまとめており、威張ることのない実直な性格であったと評されている。新参ながら最前線で「連環馬」の脅威に立ち向かったその献身は、梁山泊の他の将校らに強い衝撃を与えた。