<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?><rss version="2.0" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>第5章 地劣の星 :: 水滸伝 読破ガイド</title><link>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/index.html</link><description/><generator>Hugo</generator><language>ja</language><copyright>水滸伝 読破ガイド</copyright><atom:link href="https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml"/><item><title>第1節 - 王定六</title><link>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-01/index.html</link><pubDate>Mon, 01 Jan 0001 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-01/index.html</guid><description>この節の概要 牢城での過酷な労働に従事していた王定六は、建康で店を営んでいた父が非業の死を遂げたという報せを受け、復獄を決意する。彼は糞尿を埋める穴を掘る作業の裏で、城壁の下をくぐり抜ける秘密の脱出路を独り必死に掘り進める。一世一代の賭けとして決行された脱走は成功し、彼は夜の闇に乗じて城壁の外へと這い出し、追手を振り切って森へと逃げ込む。空腹と疲労に苛まれながらも、生き延びて父の仇を討つために、街道で旅人を襲って衣類と饅頭を奪い取る。逃走を続けた王定六は、森の奥深くで独り静かに暮らす蛇捕りの老人の小屋に辿り着き、そこで温かい食事と休息を得る。老人の含蓄ある言葉に触れながらも、彼の意志は揺らぐことなく、父が死んだ建康の城郭を目指そうとする。
主要人物 王定六（おうていろく）
綽名：活閃婆（かっせんぱ） 所属：その他（脱獄囚） 役割：脱獄者 初登場：第6巻 第5章 第1節 元は博打に明け暮れる無頼の徒で、乱闘事件を起こして牢城に二年間収容されていた。建康で酒と料理の店を営んでいた父を深く愛しており、その死を知ると復讐のために命がけの脱獄を敢行する。歩行と走行の速さには絶対の自信を持っており、非情な略奪を行ってでも目的を達しようとする執念深い性格である。 登場人物の関係 graph LR 王定六 ---|父子| 王定六の父 老人 --&gt;|養育| 王定六 王定六 --&gt;|友| 老人 地名・拠点 名称 種類 説明 牢城（ろうじょう） 監獄 王定六が収容されていた施設で、周囲を高い城壁に囲まれ、囚人は糞尿処理や農耕などの重労働を強いられている。 建康（けんこう） 城郭 王定六の故郷。父が店を構えていた場所であり、王定六が仇討ちのために目指している目的地である。 森の小屋（もりのこや） 住居 蛇を捕らえて生計を立てる老人が一人で暮らす簡素な小屋で、王定六が逃走の途中で休息を得た場所である。 🗺 宋代 用語リスト 用語 読み 説明 牢城 ろうじょう 罪人を収容し、強制労働を課すための監獄。 博奕 ばくち 王定六がかつて浸っていた賭け事。彼は自らの脱獄を「最後の博奕」になぞらえて決行した。 蛇捕り へびとり 野生の蛇を捕獲して売買や食用にする職業。毒蛇は街道の食堂などに売られ、毒のないものは自らの食料とされる。 歴史・文化背景 宋代における囚人の労役では、牢城に閉じ込められるだけでなく、城郭の外での土木作業や農業などの強制労働に従事させられることがあった。本作では、管理が緩む作業時間や場所を突いた脱獄、また逃走中に生き延びるために旅人を襲うといった、当時の過酷な世情が描かれている。</description></item><item><title>第2節 - 李富</title><link>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-02/index.html</link><pubDate>Mon, 01 Jan 0001 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-02/index.html</guid><description>この節の概要 呉用が鄆城に現れるという情報を得た李富は、青蓮寺の闇軍である王和の軍を投入し、暗殺の準備を進めようとする。一方で、長らく足取りが途絶えていた宋江が太原府へ向かっていることが判明し、その捕捉と抹殺のために主力が割かれることになる。宮中では、清風山での敗戦を重く見た蔡京が、若き軍略家である聞煥章を禁軍の参謀として招き入れる。聞煥章は着任の条件として、青蓮寺の諜報員や王和の軍の規模を倍増させることを要求し、袁明もそれを承諾する。聞煥章は、梁山泊の強みの源泉である「通信の道」と「闇の塩の道」を分析し、これまでの力攻めとは異なる静かな観察と包囲の策を提言する。李富は新たな体制の中で、最愛の女性である馬桂を再び危険な任務へと使い捨てることに深い葛藤を抱くが、大義のために感情を抑え込もうとする。
主要人物 聞煥章（ぶんかんしょう）
綽名：なし 所属：官軍 役割：禁軍の参謀 初登場：第6巻 第5章 第2節 蔡京によって見出された若き軍師で、皇帝の命により禁軍の参謀に就任する。実戦経験こそないものの、梁山泊の組織構造や兵站、通信網を冷静に分析する非凡な知略を備えている。権力者に対しても「味方同士での暗殺は不毛だ」と言い切るなど、不敵で合理的な性格の持ち主だ。 袁明（えんめい）
綽名：なし 所属：官軍 役割：青蓮寺の総帥 初登場：第1巻 第2章 第1節 北宋の安寧を守るために組織された秘密機関「青蓮寺」を統括する老人である。かつて新法党の理想に燃えていたが、現在は旧態依然とした国家を裏から支えることに腐心している。他者の介入を嫌う性格だが、梁山泊の勢力拡大に強い危機感を抱き、異例ながら聞煥章の登用を受け入れる。 李富（りふ）
綽名：なし 所属：官軍 役割：青蓮寺の幹部 初登場：第1巻 第2章 第1節 叛乱勢力の鎮圧を担当する青蓮寺の俊英だが、内面には人間的な弱さを抱えている。間諜として利用するために近づいた馬桂に対して、いつしか真剣な情欲と愛情を抱くようになってしまった。組織の目的と個人の愛憎の間で揺れ動きながらも、宋江や呉用の暗殺任務を遂行しようと努める。 蔡京（さいけい）
綽名：なし 所属：官軍 役割：宰相 初登場：第1巻 第1章 第2節 宋朝の権力を一手に握る宰相であり、私利私欲と国家の安定を秤にかける老練な政治家だ。江州や清風山での官軍の敗北に衝撃を受け、自らの権力基盤を守るために青蓮寺との連携を強化する。危機的な状況において、秘蔵の策士である聞煥章を政界に引き出す果断さを見せる。 登場人物の関係 graph LR 蔡京 ---|盟友| 袁明 蔡京 --&gt;|後援| 聞煥章 袁明 --&gt;|主従| 李富 聞煥章 ---|同志| 袁明 李富 --&gt;|利用| 馬桂 李富 --&gt;|恋慕| 馬桂 地名・拠点 名称 種類 説明 開封府（かいほうふ） 都・城郭 宋の首都であり、宮中や青蓮寺の本拠が置かれている国家の中枢である。 鄆城（うんじょう） 城郭 かつて宋江が役人として勤めていた場所であり、梁山泊と陸地を結ぶ重要な拠点として呉用の出現が予想されている。 🗺 宋代 用語リスト 用語 読み 説明 青蓮寺 せいれんじ 北宋の治安維持と叛乱鎮圧を目的とした秘密諜報機関。袁明を頂点とし、国家の「裏の力」を象徴する。 王和の軍 おうわのぐん 青蓮寺直属の精強な特殊部隊。聞煥章の提案により、人員が倍増され、宋江の捕捉に主力が投入される。 歴史・文化背景 この節では、宰相・蔡京が表の権力（禁軍）と裏の権力（青蓮寺）を一本化しようとする動きが描かれている。聞煥章のような在野の才人が、皇帝の勅命という形で既存の組織に介入する構図は、北宋末期の政治的な混迷と、梁山泊という規格外の脅威に対する体制側の切迫した対応を反映している。</description></item><item><title>第3節 - 王定六</title><link>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-03/index.html</link><pubDate>Mon, 01 Jan 0001 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-03/index.html</guid><description>この節の概要 脱獄に成功した王定六が父を死に追いやり店を奪った者たちへの復讐を果たすべく、故郷の建康に足を踏み入れるところからこの節は始まる。彼は父の店を不当に経営していた曹順を問い詰め、その背後に役人の崔令が関与しているというこの地の腐敗した実態を暴き出していく。権力を盾に公文書を偽造し私腹を肥やす崔令に対し、王定六は怒りのままに自らの手で裁きを下そうと試みる。すべてを終えて店を去ろうとする彼の前に、梁山泊の神行太保・戴宗が突如として姿を現す。戴宗は罪を重ねるだけの王定六の生き方を諌め、その卓越した走力の本当の使い道を教えようとする。逃げようとしても決して振り切ることのできない戴宗の実力を前に、王定六は自身の無力さと新たな可能性の間に立たされることとなる。彼はかつての自分を捨て、戴宗の指し示す広大な志の世界へと同行することを目指そうとする。
主要人物 王定六（おうていろく）
綽名：活閃婆（かっせんぱ） 所属：その他（のちに梁山泊） 役割：脱獄囚・刺客 初登場：第6巻 第5章 第1節 建康で食堂を営んでいた父を持つが、博打のトラブルで捕まり牢城へ収容されていた無頼の徒である。脱獄後に父が役人の不正で店を奪われ死んだことを知り、凄まじい執念で報復の機会を伺っていた。走ることに関しては常人離れした速度を誇り、その速さが戴宗の目に留まることになる。頑固で一度決めたことは曲げない執念深さを持つが、自身の技量を過信していた未熟さを認める素直さも持ち合わせている。 戴宗（たいそう）
綽名：神行太保（しんぎょうたいほう） 所属：梁山泊 役割：通信担当 初登場：第4巻 第6章 第1節 江州の牢役人でありながら、裏では飛脚屋を営み、全国の志士を繋ぐ通信網を築き上げた人物だ。驚異的な脚力を持ち、一日に千里を駆けるとも噂される伝説的な能力を有している。魯智深や宋江との出会いを経て、自身の能力を世直しのために役立てることを決意した。慎重かつ冷静沈着な性格で、迷える無頼の徒を志へと導く包容力も備えている。 曹順（そうじゅん）
綽名：なし 所属：その他 役割：食堂の主（簒奪者） 初登場：第6巻 第5章 第3節 建康の賭場に出入りしていた商人であった。王定六が獄死したという偽りの情報を役人から得ると、それを利用して王定六の父から店を奪い取った。自身の利益のためなら他人の人生を破滅させることも厭わない、卑小な悪党である。 崔令（さいれい）
綽名：なし 所属：官軍（役人） 役割：建康の役人 初登場：第6巻 第5章 第3節 建康の役所に勤めながら、金銭的な利益のために権限を悪用する汚職役人だ。曹順と結託して公文書を偽造し、無実の民を絶望させて私腹を肥やしていた。命の危機に瀕すると自己保身のために賄賂や権力を盾に命乞いをする、臆病な本質を持っている。 登場人物の関係 graph LR 王定六 --&gt;|憎悪| 曹順 王定六 --&gt;|憎悪| 崔令 曹順 ---|盟友| 崔令 戴宗 --&gt;|信頼| 王定六 王定六 --&gt;|憧憬| 戴宗 地名・拠点 名称 種類 説明 建康（けんこう） 城郭 王定六の故郷。父が営んでいた食堂があり、腐敗した役人と悪徳商人が結託して民を支配する都市である。 🗺 宋代 用語リスト 用語 読み 説明 長刀 なががたな 王定六が父の店の調理場で見つけた武器で、本来は家畜の解体などに使われるものだ。 飛脚屋 ひきゃくや 戴宗が全国に展開させている表向きの商売であり、その実態は梁山泊の同志を繋ぐ極秘の通信網である。 歴史・文化背景 北宋末期の地方都市では、役人が私欲のために死亡診断書や借金の証文を偽造し、特定の商人と結託して民の財産を合法的に奪い取ることが常態化していた。本節では、牢獄にいる者の戸籍や記録を消去して「死んだこと」にするなど、公文書がいかに権力者の都合よく書き換えられていたかが描かれている。</description></item><item><title>第4節 - 武松</title><link>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-04/index.html</link><pubDate>Mon, 01 Jan 0001 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-04/index.html</guid><description>この節の概要 太原府を目前にした宋江一行は、周囲の飛脚屋が閉鎖されている異常事態に気づき、青蓮寺による包囲と孤絶を悟る。武松と李逵は、先行して待ち伏せていた青蓮寺・王和の軍の小部隊を急襲し、敵の包囲網を一時的に突破しようと試みる。逃避行の中、一行は陶宗旺の提案により、防御に適した洞穴へと立て籠もることを決意する。石積みの名手である陶宗旺と、怪力を持つ李逵が協力し、洞穴の周囲に強固な防衛線を急ピッチで構築していく。武松は自らの死を予感しながらも、宋江という志の象徴を最後まで守り抜く覚悟を固める。一行は、刻一刻と迫る青蓮寺の本隊による大攻勢に対し、万全の迎撃態勢を整えて待ち受ける。
主要人物 武松（ぶしょう）
綽名：行者（ぎょうじゃ） 所属：梁山泊 役割：宋江の護衛 初登場：第4巻 第1章 第1節 兄嫁の潘金蓮を殺害した過去を持ち、その罪を背負って生き続けている。かつて王進のもとで修行し、土と語ることで精神的な平穏を得たが、今もなお「死ぬべき時」を待ち望んでいる。冷静沈着で洞察力に優れ、宋江の安全を第一に考えて行動する、比類なき武人である。 宋江（そうこう）
綽名：及時雨（きゅうじう） 所属：梁山泊 役割：頭領 初登場：第4巻 第1章 第1節 梁山泊の志の象徴であり、現在は国の実態をその目で確かめるために各地を回る旅を続けている。直接的な武力は持たないが、他者の悲しみを敏感に感じ取る慈悲深さと、死をも恐れぬ強固な精神的支柱を併せ持っている。護衛たちの献身的な働きを深く信頼し、彼らにすべてを委ねる度量を持つ。 李逵（りき）
綽名：黒旋風（こくせんふう） 所属：梁山泊 役割：宋江の護衛 初登場：第4巻 第5章 第1節 怪力を誇る石切り人出身の男で、宋江の人柄に惹かれて従者となった。粗暴で直情的な性格だが、宋江や武松に対しては純粋な忠誠心と親愛を示し、彼らを「親父」や「兄貴」と呼んで慕っている。板斧を自在に操り、巨岩をも容易く粉砕する武勇を誇る。 陶宗旺（とうそうおう）
綽名：なし 所属：梁山泊 役割：農夫・護衛 初登場：第6巻 第1章 第2節 元は山中の一軒家で老母と暮らしていた農夫で、宋江に志を教えられ旅の供に加わった。百姓としての経験から石積みの技術に長けており、急斜面に強固な陣地を築く才能を持っている。口数は少ないが注意深く、農民に変装して偵察を行うなど、着実に自らの役割を果たそうとする誠実な男である。 登場人物の関係 graph LR 武松 ---|信頼| 宋江 武松 ---|義兄弟| 李逵 李逵 --&gt;|主従| 宋江 陶宗旺 --&gt;|信頼| 武松 陶宗旺 --&gt;|信頼| 宋江 地名・拠点 名称 種類 説明 太原府（たいげんふ） 城郭 宋江一行が目的地としていた北方の主要都市。 虎の穴（とらのあな） 洞穴 李逵が発見した二つ並んだ洞穴で、内部が繋がっている天然の要塞。一行が青蓮寺を迎え撃つための籠城の地として選ばれた。 🗺 宋代 用語リスト 用語 読み 説明 王和の軍 おうわのぐん 青蓮寺直属の精強な特殊部隊。暗殺や非正規戦を得意とする。 石積み いしづみ 陶宗旺が構築した防衛施設。特定の石を抜くことで一気に崩落させ、敵を押し潰す仕掛けが施されている。 歴史・文化背景 梁山泊の大きな武器は戴宗らが築いた飛脚屋による情報網であるが、青蓮寺はその拠点を物理的に閉鎖することで、特定の地域を情報的な空白地帯にする戦術をとっている。これにより、宋江一行は外部の救援を呼ぶこともできず、孤立無援の状態で包囲網の中に閉じ込められることとなった。</description></item><item><title>第5節 - 袁明</title><link>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-05/index.html</link><pubDate>Mon, 01 Jan 0001 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-05/index.html</guid><description>この節の概要 青蓮寺の袁明は、蔡京が見出した若き策士・聞煥章の非凡な才を認めつつも、その思想の欠如に危うさを感じている。青蓮寺の幹部が集まる会議で、聞煥章は梁山泊を単なる叛徒ではなく「国家」と定義し、総力戦を挑むべきだと提言する。彼は各部署の垣根を取り払い、官軍の全戦力を連動させる大規模な包囲網の構築を主張する。具体的には、太原府での宋江捕捉、鄆城での呉用暗殺、そして偽装山寨を用いた少華山の誘い出しを同時に進める計画だ。さらに聞煥章は、実戦を通じて無能な将軍を淘汰し、軍を再編する大胆な軍事改革案を提示する。青蓮寺の面々は、これまでの常識を覆す聞煥章の合理的かつ冷徹な戦略に、圧倒されながらも理解を示し始める。
主要人物 聞煥章（ぶんかんしょう）
綽名：なし 所属：官軍 役割：禁軍参謀 初登場：第6巻 第5章 第2節 蔡京が在野の私塾から抜擢した軍事の天才。梁山泊を一つの国家として捉え、既存の組織の壁を破壊して効率的な戦争を遂行しようとする徹底した合理主義者だ。国家の理想よりも、組織をどう動かし勝利するかという「質」の向上に情熱を燃やす。 袁明（えんめい）
綽名：なし 所属：官軍 役割：青蓮寺総帥 初登場：第1巻 第2章 第1節 北宋の安寧を裏から守る秘密機関「青蓮寺」の統括者。かつては王安石の理想に燃えていたが、現在は腐敗した国家を支える宿命を背負っている。聞煥章の才を高く評価する一方で、彼の思想なき天才性を危険視し、将来的な始末まで視野に入れている。 李富（りふ）
綽名：なし 所属：官軍 役割：青蓮寺幹部 初登場：第1巻 第2章 第1節 叛乱鎮圧を担当する青蓮寺の俊英。聞煥章という異分子の登場により、これまでの個別の作戦が否定され、自らの立場や馬桂を用いた暗殺計画の主導権が揺らぐことに焦りを感じている。組織の論理と私情の間で揺れ動きつつも、聞煥章の提言を受け入れざるを得ない状況に置かれる。 洪清（こうせい）
綽名：なし 所属：官軍 役割：袁明の従者 初登場：第1巻 第2章 第1節 袁明と幼い頃から兄弟のように育った忠実な側近であり、超人的な体術を隠し持つ。感情を一切表に出さず、主人の独り言の意図を完璧に汲み取る分身のような存在だ。袁明の影として、組織内の粛清や最重要任務の実行を担う。 登場人物の関係 graph LR 袁明 --&gt;|主従| 李富 袁明 --&gt;|主従| 洪清 袁明 --&gt;|監視| 聞煥章 聞煥章 ---|同志| 袁明 李富 --&gt;|競争| 聞煥章 地名・拠点 名称 種類 説明 青蓮寺（せいれんじ） 拠点 開封府の太平興国寺内に置かれた、北宋の諜報・工作を司る組織の本拠地。 太原府（たいげんふ） 城郭・地域 北方の主要都市であり、聞煥章の作戦によって宋江一行が包囲・捕捉されている地域。 🗺 宋代 用語リスト 用語 読み 説明 総力戦 そうりょくせん 聞煥章が提唱した、軍事、政治、経済、通信のすべてを連動させて敵（梁山泊）を殲滅する近代的な戦争形態。 通信の道 つうしんのみち 梁山泊が全国に張り巡らせている情報網。聞煥章はこれを梁山泊の強みの源泉と見なし、物理的な遮断を試みている。 歴史・文化背景 北宋末期の官僚機構は、縦割り行政による弊害が深刻化していた。本節では、聞煥章という外部の視点が、青蓮寺という「裏の力」にさえも存在した組織の硬直性を指摘している。彼が提唱する「各部署の垣根を取り払った連動」は、近代的な統合司令部の概念に近く、梁山泊という未知の脅威に対して体制側が必死に自己変革を試みる様子が描かれている。</description></item><item><title>第6節 - 王定六</title><link>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-06/index.html</link><pubDate>Mon, 01 Jan 0001 00:00:00 +0000</pubDate><guid>https://suikoden-guide.com/volumes/vol-06/ch-05/sec-06/index.html</guid><description>この節の概要 戴宗から重大な手紙を託された王定六は、拠点である双頭山を目指して昼夜を問わず北へと走り続ける。彼は、自分を志の世界へと導いた戴宗に負けたくないという強い自負を抱き、限界を超えた速度で街道や間道を突き進んでいく。道中、役人の集団に遭遇し、馬による追跡を受けるが、自身の卓越した走力によってこれらを完全に振り切る。戴宗が七日はかかると予測した行程を五日で駆け抜け、ついに双頭山の柵へと辿り着く。門前で力尽きようとする王定六を、双頭山の隊長である朱仝や雷横が受け止め、彼がもたらした急報を確認する。王定六の命がけの疾走により、双頭山の軍勢は太原府で包囲されている宋江一行を救援するため、迅速な出動態勢を整えることになる。
主要人物 王定六（おうていろく）
綽名：活閃婆（かっせんぱ） 所属：その他（のちに梁山泊） 役割：伝令 初登場：第6巻 第5章 第1節 建康で食堂を営んでいた父を持つ元囚人で、戴宗との出会いにより、その常人離れした脚力を世直しのために役立てる決意をした。文字は数字しか読めないが、戴宗から教わった星による方角確認を忠実に実行し、目的地へと突き進む誠実さを持っている。自身の速さに対する誇りが高く、馬よりも自分が優れていると確信する不屈の精神の持ち主である。 朱仝（しゅどう）
綽名：美髯公（びぜんこう） 所属：梁山泊 役割：双頭山の隊長 初登場：第1巻 第1章 第1節 元は鄆城の騎兵将校であり、現在は雷横とともに北の拠点である双頭山を統括している。大柄で堂々とした体躯を持ち、新参の王定六を冷静に受け止める度量を見せる。 雷横（らいおう）
綽名：挿翅虎（そうしこ） 所属：梁山泊 役割：双頭山の隊長 初登場：第1巻 第1章 第1節 元は鄆城の歩兵将校で、宋江への強い忠誠心から官軍を離脱し、梁山泊の一派に加わった。いかつい顔立ちだが、限界まで走り抜いた王定六に水と塩を与えて労うなど、情に厚い一面を持っている。 登場人物の関係 graph LR 朱仝 ---|盟友| 雷横 雷横 --&gt;|信頼| 王定六 王定六 --&gt;|憧憬| 戴宗 朱仝 --&gt;|命令| 王定六 地名・拠点 名称 種類 説明 双頭山（そうとうざん） 山寨 梁山泊から北へ約三百六十里の地点に位置し、岩山と丘が並び立つ天然の要塞である。現在は朱仝と雷横が守備し、北方の叛徒を糾合する重要な拠点となっている。 太原府（たいげんふ） 城郭・地域 宋江一行が青蓮寺の王和の軍によって包囲されている北方の主要都市近辺である。 🗺 宋代 用語リスト 用語 読み 説明 神行太保の札 しんぎょうたいほうのふだ 戴宗から王定六に渡された身分証明の木札で、梁山泊の同志であることを示し、拠点への立ち入りを可能にする。 飛脚屋 ひきゃくや 戴宗が全国に展開している通信網で、王定六のような俊足の持ち主が各地の情報を繋ぐ役割を果たしている。 歴史・文化背景 北宋末期の通信は、馬による早馬や人力の飛脚が主流であった。この節では、情報網が官軍によって遮断される異常事態において、一個人の卓越した身体能力が軍事的な戦略決定を左右する決定的な要因となる様子が描かれている。</description></item></channel></rss>